育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めない。
まったくその通りでござる。
私は雑多な中で生まれ育ってきた。
韓国人もいるし、同和もあるし、ごちゃごちゃ。
公立小中高ときて、大学だけ私立。
大学に行った時に、なんて楽なんだろうと思った。
子供の時は進学するぐらいしか環境を選べない。
自分の似た人がいる楽さに感動した。バカがいない。
一方、夫は無菌室で生まれ育ってきた。
義理の父がアカデミックな感じなので、
学術都市で生まれ育っている。
多様性は少ない。どちらかと言うと排他的。
変な人は排除されると言っていた。
で、夫のことを無菌室のボンボン育ち呼ばわりしたら、イラっときたよう。
義理の父が頭良すぎるので、コンプレックスなのだ。
その時に「ゴミクズの街で生まれ育った」というようなことを
言ってきたので、私もイラっときて
「できそこないがうるさい。下界に落ちてきたくせに。
アッパー層に残れなかったんでしょ」
と言ったら笑っていた。
そういうハードな言い合いの喧嘩をしている。
喧嘩というか発散。
お互い傷ついているけどまあそんなに切れない。
わかってやってるプロレスみたいなもの。
腹立つけどな!
ということで、生まれ育った環境が違うと色々発見がある。
義理の父と母は夫いわく「スノッブないけ好かない人たち」なんだけれど、
私からしたら今までいない人たちなので話すのは楽しい。
というか、変なこと言ってこないし。
育ちが良くて賢い人は楽しい。
義理の父と母とたまに夕食を食べに行くんだけれど、
結構楽しみなのだ。